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多要素認証アプリを削除してしまった場合の復旧方法

2020年12月13日

多要素認証アプリを削除してしまった場合の復旧方法のアイキャッチ

アプリなしでもアカウントを取り戻す手順まとめ

スマホから Google AuthenticatorMicrosoft Authenticator などの多要素認証アプリを削除してしまい、「ログインできない…」と焦っていませんか?

結論として、認証アプリが削除されてもアカウントを取り戻す方法はあります。

この記事では、状況別に「最短ルート」で復旧できる手順をわかりやすく解説します。

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この記事でわかること

  • 認証アプリを消してしまった場合の復旧方法
  • スマホ紛失・故障・機種変更による MFA トラブルの対処
  • Google、Microsoft、Apple、SNSなど主要サービスの復旧ガイド
  • 今後トラブルを防ぐための設定方法

サービス側の復旧手段を使う

多要素認証(MFA)は アプリの中にコードを入れているだけ なので、アプリが消えると そのサービスの「秘密鍵」も一緒に消えてしまいます。

そのため、復旧方法は以下のいずれかになります。

  • バックアップコードを使う
  • 認証アプリのバックアップから復元する
  • 古いスマホからコードを確認してログインし直す
  • サービス(Google、Apple、SNSなど)で本人確認による復旧を依頼する

以下では、ケース別に「あなたがすべきこと」を整理しました。

┌─────────────────────────┐
│ 多要素認証アプリが使えない            │
└─────────────┬───────────┘

バックアップコードはある?
 (保存したメモ / 印刷 / 管理アプリ)
┌───────┴────────┐
│ │
YES NO
│ │
▼ ▼
バックアップコードで 旧スマホはまだ使える?
ログイン → MFA再設定 (電源が入る / 画面が見える)
│ │
│ └───────┬────────┐
│ │
▼ ▼
解決! YES NO
│ │
▼ ▼
旧スマホの認証アプリ サービス側の
でコード確認 → 本人確認で復旧
ログイン → 再設定


解決!

ケース1:バックアップコードを保存していた場合

多くのサービスは MFA 設定時に バックアップコード を発行しています。

紙 / メモ / パスワード管理アプリ に保存していれば、すぐに復旧できます。

  • ログイン画面へ進む
  • 「アプリが使えない」「コードを受け取れない」などのリンクを選択
  • バックアップコードを入力
  • ログイン後、再度 MFA を設定し直す

バックアップコードがある人は 最短10秒で復旧可能 です。

ケース2:機種変更で認証アプリが消えた場合

機種変更でアプリが消えた場合は、各アプリの「復元機能」が使えます。

認証アプリごとの復旧方法

アプリ名復旧方法備考
Google Authenticator旧スマホ → 新スマホへコード移行(QR転送)バックアップ機能はなし
Microsoft Authenticatorクラウドバックアップから復元可MicrosoftアカウントにログインできればOK

旧スマホがまだ手元にある場合

  • 旧スマホの認証アプリを開く
  • 各サービスの MFA 設定画面を開いて QR コードを再発行
  • 新スマホで登録し直す

旧スマホが使えるなら ほぼ100%復旧可能 です。

ケース3:バックアップはないが、古いスマホはまだ使える場合

「アプリを削除したのは新しいスマホだけで、古いスマホは残っている」というケースでは、古いスマホからコードを確認できます。

  • 古いスマホで認証コードを確認
  • そのコードでサービスにログイン
  • M FA を再設定(QR コード再発行)

最低限ログインできれば、その後は再設定するだけで解決します。

ケース4:スマホが故障・紛失してアプリが完全に使えない場合

この場合は、サービス側の 本人確認による復旧処理 が必要です。

主要サービスの復旧方法

■ Google アカウント

  • 本人確認プロセス(電話番号 / メール / 過去のログイン履歴)
    → 数時間〜数日かけて復旧

■ Apple ID(iPhone)

  • 「アカウント回復」を利用
    → 電話番号・端末があれば復旧可能

■ Microsoft アカウント

  • 回復フォームから本人確認情報を入力
    → Authenticator を復元して再設定

■ X (旧Twitter)

  • サポートページから本人確認(メール必須)

■ Instagram

  • 顔写真付き本人確認(自撮り)で復旧するケースあり

■ Facebook

  • 本人確認書類を求められることがあります

今後のために絶対やるべき「再発防止策」

① バックアップコードを必ず保管する

  • パスワード管理アプリ(1Password / Bitwarden)
  • 紙に印刷して保管

② 認証アプリのバックアップ機能をオンにする

クラウドバックアップを有効化しておく。

まとめ:認証アプリがなくてもアカウントは取り戻せる

認証アプリを削除してしまっても、バックアップコード・アプリの復元・本人確認など状況に応じた方法で確実に復旧できます。

迷った場合は、次の順番で試してください。

  • バックアップコードを探す
  • 古いスマホが使えないか確認する
  • 認証アプリのクラウドバックアップを復元
  • それでも無理なら、サービス側の復旧フォームへ進む

この記事が、あなたのログイン復旧の助けになれば幸いです。

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かじ

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