はじめに
EPUB形式の電子書籍を解凍して画像を取り出した際、「ファイル名順でソートしても、実際のページ順に画像が並ばない」という問題に直面したことはありませんか?
画像ファイル名がランダムだったり、複数のフォルダに散らばっていたりすると、1枚ずつ正しい順番に並べるだけでも膨大な手間がかかります。
この煩わしさを解決するために開発したのが、解凍済みEPUBの内部構造を解析し、表示順通りに画像を一括リネーム(A001.jpg~)して整理抽出するデスクトップアプリ「EpubImageUnpacker」です。
本ツールの特徴や使い方をご紹介します。
EpubImageUnpackerの主な機能
本ツールは、EPUBの内部に含まれる構造ファイル(XHTMLまたはOPF)を解析し、本文で参照されている正しい順番通りに画像を連番抽出するWindows向けツールです。

1. 2つの解析パターンで柔軟に対応
EPUBの作成環境によってファイル構造は様々です。本ツールでは2種類の解析アプローチを用意しました。
- パターンA(XHTML解析): 各
.xhtmlファイル内の<img>タグ(src属性)を解析します。読者が実際にページをめくる順序で画像を並べ替えたい場合に最適です。 - パターンB(content.opf解析): パッケージ全体の構成を管理する
.opfファイル内のhref属性を走査します。マニフェストに登録された順序に従って一括抽出したい場合に効果的です。
2. ドラッグ&ドロップ対応の直感的なUI
パスの入力はテキストボックスへの直接入力のほか、フォルダのドラッグ&ドロップ(D&D)にも対応しています。起動してすぐ直感的に操作できます。
3. 黒背景×緑文字のリアルタイム処理ログ
処理の進捗状況は、画面下部のコンソールエリアにターミナル風(黒背景・緑文字)でリアルタイム表示されます。どのファイルが処理されたか、万が一エラーが起きたかどうかがひと目で把握できます。
動作環境
- OS: Windows 10 / 11 (64bit)
- 必須ランタイム: .NET Desktop Runtime 8.0 (x64)
注意
出力先に同名の連番ファイル(A001.jpg 等)が既に存在する場合は上書き保存されます。
使い方ガイド(簡単4ステップ)
フォルダを指定する
- 「対象フォルダ」に解凍済みのEPUBフォルダ(XHTML/OPFと画像が含まれる場所)を指定します(D&D可)。
- 「出力フォルダ」に抽出後の画像を保存したいフォルダを指定します(D&D可)。
解析パターンを選択する
- お好みに合わせて「パターンA(XHTML解析)」または「パターンB(content.opf解析)」を選択します。
処理を実行する
- 「分析&リネーム出力」ボタンをクリックすると処理が始まります。
結果を確認する
- 処理完了後、指定した出力先に
A001.jpg、A002.jpg… と綺麗な連番で整列された画像が出力されます。
- 処理完了後、指定した出力先に
スクリーンショット
分析パターンBから画像ファイルをリネームしています
ダウンロード
ダウンロードボタンよりアプリをダウンロードして、任意の場所で実行してください。
お問い合わせ
詳細な仕様確認や動作に関するお問合せは以下のフォームよりご連絡ください。
- お問合せフォーム: https://kumayy.com/contactform/
更新履歴
[v1.0.0] - 2026/09/05
- 【新規】 EpubImageUnpacker 初版リリース
- 【機能】 パターンA(XHTML解析)およびパターンB(content.opf解析)の2系統の画像抽出処理を実装
- 【機能】 抽出された画像の自動連番リネーム(A001.jpg~)出力機能を実装
- 【UI】 各パス入力テキストボックスへのドラッグ&ドロップ(D&D)パス自動入力機能を実装
- 【UI】 ハイコントラストな黒背景・緑文字のコンソール風リアルタイムログ表示エリアを搭載
- 【UI】 アプリケーション終了ボタンの追加および非同期処理(async/await)による操作性最適化