はじめに
リモートワークと出社を繰り返すハイブリッドワークにおいて、ネットワーク設定の切り替えは地味ながらストレスのかかる作業です。「会社では固定IPとプロキシが必要だが、自宅ではDHCPに戻したい」「MTUの値を一括調整したい」といった手間に悩んでいませんか?
今回、そうした悩みを解消するために開発したWindows用デスクトップアプリ「WorkHomeNetSwitch」をリリースしました。もともと自身で利用していたPowerShellスクリプトをベースに、C# (WinForms / .NET 8) で大幅改修を行い、より安全かつ直感的に使えるツールとして生まれ変わらせたものです。
在宅勤務でPCを頻繁に持ち帰るときに利用しています
主な機能と特徴
単なるIP切替ツールにとどまらず、現場でのトラブルを極力防ぐための堅牢な仕様を組み込んでいます。
- ワンクリックでネットワーク環境を一括変更
- 会社用環境: 固定IP / DNS / WINS を一括適用
- 自宅用環境: 自宅用IP / DNS に変更(WINSは自動クリア)
- 自動取得(DHCP): ワンクリックでDHCPにリセット
- プロキシの独立ON/OFF制御
- IPアドレス変更とは独立して、プロキシの切り替えをワンクリックで実施。レジストリへ即時反映されます。
- 複数アダプター対応の「MTU一括設定」
- PC内の複数インターフェースのMTU値を一覧表示し、一括確認・変更が可能です。
- 安心の自動検証&フォールバック機構
- 設定適用後、正しいIPが割り当てられたかを自動で検証(Validation)します。失敗時にはPowerShellによる自動フォールバックが機能するため、設定不全のリスクを低減します。
- JSONファイルによる一元管理
- 各種設定は
settings.jsonで管理されており、アプリのGUI画面から簡単に編集・保存できます。
- 各種設定は
動作環境
- OS: Windows 10 / 11 (64bit)
- 必須ランタイム: .NET Desktop Runtime 8.0 (x64)
- 権限: 管理者権限(ネットワーク設定の変更に必要なため)
使い方
管理者権限での起動確認
「WorkHomeNetSwitch.exe」をダブルクリックで起動すると、管理者権限で再起動するか確認画面が表示されます。「はい」ボタンを押下すると管理者権限で再起動します。

制限モードでの起動
管理者権限なしで起動すると「制限モード」で起動するため、1番~3番まで設定できません。

通常モードで起動
管理者権限で起動するとすべての設定変更が利用できます。

ネットワーク設定 会社用
「ネットワーク設定の編集」ボタンを押下、会社用のネットワーク設定を保存することができます。

ネットワーク設定 自宅用
自宅用のネットワーク設定を保存することができます。

ダウンロード
ダウンロードボタンよりアプリをダウンロードして、任意の場所で実行してください。
不具合報告
動作に関するお問合せは以下のフォームよりご連絡ください。
- お問合せフォーム: https://kumayy.com/contactform/
更新履歴
[v1.0.0] - 2026/09/04
- 【新規】 WorkHomeNetSwitch 初版リリース(PowerShell版からC# WinForms/.NET 8版へ移行)
- 【機能】 会社用・自宅用(固定IP/DHCP)ネットワーク設定のワンクリック切替機能
- 【機能】 独立したプロキシ(ON/OFF)切り替えおよびレジストリ即時反映機能
- 【機能】 複数インターフェース選択・現在値表示対応の「MTU一括設定」画面を追加
- 【機能】 ネットワーク設定値のGUI入力および JSON (settings.json) 保存・読み込み機能
- 【機能】 PC内に存在するネットワークアダプターの自動検出およびプルダウン選択機能
- 【機能】 適用完了後のIP割り当て自動検証(Validation)およびPowerShell自動フォールバック機構
- 【UI/UX】 Segoe MDL2 Assets フォントによる動的アイコン描画および黒背景/緑文字ログ表示領域の採用
- 【セキュリティ】 管理者権限の事前判定と、一般権限起動時の機能制限(ボタン非活性化)モードの実装