はじめに
2026年9月3日、VMware Workstationの最新バージョン「VMware Workstation Pro 26H1u1」がリリースされました。
今回のアップデートは、セキュリティ脆弱性の修正およびMicrosoftセキュアブート証明書の期限切れ問題に対処する重要かつ軽微なマイナーアップデートです。本記事では、修正内容の概要と注意点、実際にインストールしてみた検証結果をお届けします。
1. 主な修正内容とセキュリティ対応
今回の「26H1u1」では、主にプラットフォームキー(PK)の自動修正機能と重要なセキュリティ脆弱性の解消が行われています。
セキュア ブート プラットフォーム キー(PK)の自動修正
Microsoftのセキュアブート証明書期限切れに対処するため、仮想マシンのPK修正を簡素化する新機能が導入されました。
- ESX サイレント プラットフォーム キー更新
セキュアブートが有効でvTPMが無効な仮想マシンにおいて、無効になったVMW.NULLPKをゲスト再起動時に自動更新します。 - カプセル プラットフォーム キー更新
セキュアブートおよびvTPMが有効なWindows仮想マシンにて、TPMベースのアプリケーションを中断することなく、再起動時にVMW.NULLPKを安全に更新します。
セキュリティ脆弱性の修正
以下の脆弱性が解決されています。詳細および製品への影響については、Broadcomのセキュリティアドバイザリ(VMSA-2026-0007)をご確認ください。
- CVE-2026-59346
- CVE-2026-59347
アップデート前の重要な注意点
PK更新ドライバを含む「VMware Tools 13.1.5」を適用する前に、ゲストOS(Windows)へ2026年7月以降の累積更新プログラムがインストールされている必要があります。事前にゲストOS側の更新を済ませてから作業を行ってください。
2. 実際に「26H1u1」へ更新してみた
筆者の環境で実際にアップデートを実施しました。結論から言うと、動作は非常に安定しており、トラブルなく運用できています。
検証環境(稼働中の仮想マシン)
- Windows 11 25H2
- Ubuntu 24.04.3 LTS
上記2台の仮想マシンを稼働させていますが、現時点で不具合は発生していません。本バージョンは証明書更新に伴うマイナーアップデートのため、挙動自体の変化は軽微です。
VMware Toolsのバージョンアップ

本リリースに伴い、VMware Toolsも更新されています。アップデート後は仮想マシン側のVMware Toolsも忘れずに適用しておきましょう。
| 項目 | バージョン |
|---|---|
| 更新前 | 13.1.0.0 |
| 更新後 | 13.1.5.0 |
3. ダウンロード方法
最新バージョンはBroadcomのサポートポータルからダウンロード可能です。
- ダウンロードポータル: Broadcom Support Portal
- 公式ドキュメント: VMware Workstation Pro 26H1 PDFマニュアル
ライセンスについて
現在、VMware Workstation Proは商用・教育・個人利用を問わず完全に無償化されています。アップデート時にライセンスキーの入力は不要です。